MATRIX™はパターンベースのアルペジオ・ラインによって、トラックメイキングをサポートします。12x32グリッドによるパターン作成。パターンエディターによって、無制限数のアルペジオパターンを供給します。グリッドでは自由にアルペジオ・パターンを作ることができ、レスト(休符)も有効となります。
パターン・ジェネレーターでは更に、グリッド内に2音から8音までのblockによる様々なパターンを生成します。よく選ばれた4つのパラメーターによって、効果的で有効なパターンを効率良く作ることができます。
N音からなるブロックのパターンはそれぞれNの階乗数あり、オリジナル型だけで延べ45264パターン数となり、コンビネーション・パターンとの組み合わせでは、更に膨大な数のプリセット・パターンとして扱うことができます。
グリッド上部のパターン・オペレーターによる編集では更に無限の組み合わせでオリジナル・パターンを作ることができます。
また、ユニークなハーモニック・カノン効果や、レコーダーによってDAW上でのmidiファイル単位の編集にも対応します。
出力先には通常の音源のみならず、アイデア次第で様々なマテリアルをアサインすることにより、それらをパターンベースでコントロールすることが可能になるでしょう。
Linear-Mortion-Algorythm™
大凡のシンプルなアルゴリズムのアルペジエーターでは、和音変化(発音中の入力変化)に対し発音の際に音跳びを発生します。これはリスト化された入力ノートを単純にある特定の順序で発音させているためです。
またこの対策としてリトリガーをつかうものがあります。このアルゴリズムでは、ノート-・オン情報毎にリトリガー(リセット)を施すことによって、和音変化に対応させています。
しかしこの場合でも、リトリガー(和音変化)毎にアルペジオラインはリセットされ、流れるような自然なラインフォームは途切れてしまいます。
またこれらは主要なDAWソフトのアルペジエーターにおいてさえです。
“Linear-Mortion-Algorhythm(L.M.A)”は、これらの問題を解決します。
L.M.Aでは、リスト化された入力ノートを、発音(トリガー)毎に参照することによって音の位置情報を返します。
その位置情報を基準に次の発音(トリガー)ノートを計算し指定することによって、入力和音の変化に影響を受けないリアルタイムでスムーズなアルペジオ・ラインが可能になります。